ゴヤール トートバック 持ち手コバ 補修 持ち手のコバがベトベトでまるで粘土の様になっていて触れるものに付着してしまう状態 でした。とにかくコ材をグラインダーで下地まで剥がしアルコールで入念にふき取ってから コーティングを何層も重ね塗り、研磨を繰り返し仕上げました。通常はエマルジョン接着 剤にて肉盛り整形してからコーティングするのですが、もっとも剥がれにくい方法を選択 しました。 |
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ポールスミス財布 水濡れ 補修 雨に濡れて表面が大きくゆがんでいました。また送付されてきた時点では完全に乾いていたため、かなり苦労しました。まずは素材を緩めるため十分に水で湿らせてから型押し、局所アイロンを6回程度繰り返して仕上げました。一部型押しの圧迫痕がついてしまったため最後に補色をしています。 所々に歪みの痕跡が多少残っていますが、使用許容範囲に入っていると思います。中に芯材を入 れる方法も考えましたが、表面がつるんとしているため、境界が浮き出てくるのでその方法は 実施しませんでした。 |
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シャネル トートバック 持ち手 補修
持ち手の合わせ目がパックリ開いて、付け根も全て腰折れしていました。中の芯材が完全に 割れてしまっているので芯材の入れ替えを提案しましたが、金具が純正で亡くなるため補修にて 行うことになりました。強度のあるポリウレタン接着剤にてがっちり固めてからコバを仕上げ ました。 |
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