ヴィトン バック 全体補修 ヌメ革の部分が劣化して変色、ひび割れて底が抜けそうな状態でした。底角は接着剤で 補修したような状態で完全に硬化していました。型取りをするため出来るだけ破れない ように分解が必要なため分解だけでも半日以上かかりました。新しい革はひび割れが起き にくい馬革のソフトヌメを選びました。少し柔らかい素材のため底がたるまないように 中敷きを別途作りました。 |
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ヴィトン ショルダーバック 全体補修 これも底角がぱっくり裂けていましたが、上記とは異なり接着剤等の補修がされていな かったので交換ではなく補修を選択しました。角はテンションがかかる部分なので、強度を 上げるため糸にて傷口をふさいでから、エマルジョン接着剤にて段差を埋めて大まかに 成形し、黄色の糸に色が入らないようにマスキングを行ってから補色、研磨を繰り返し 仕上ました。とば口の革ひもは飾りラインを入れてコバを仕上てから取り付けました。 |
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ヴィトン ポーチ ファスナー、内張修理 ファスナーが開きっぱなしで当初はこの修理のみのご依頼でしたが、その後ポケットの 内張が劣化、カビのようなものが付着しているのが判明し追加で補修する事になりました。分解し内張を劣化の心配がないナイロン生地に交換しました。しかしながら内張に接し していた部分の汚れを除去しましたが色むらがあり、また表側も手で持つ付近が黒ずみが あったので、補色、コーティングをしました。最後に組み立て縫製、コバを仕上てました。 |
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